入居者情報

the BASE. (ザ ベイス)

Profile

上林 塁
工学系大学院修了後、印刷会社に就職。設備開発・工場技術として従事。
退職後、靴学校にて靴製作について学んだのちに靴修理会社にて職人として働きながら、自分のブランドを立ち上げることを目指して靴製作も進めてブランド立ち上げに至る。

この仕事に入ったきっかけ

前職は製造業でした。製造の現場で様々な経験をさせてもらい、達成感も得ていたし今後のビジョンも描いていました。ある時に、ふとこれまでの自分を振り返ってみるうちに、「人生1度きりであれば、好きなことをして人生全うしたい」という想いが込み上げました。昔からファッションが好きで、何かしら仕事として関われないかという想いが、ずっとありました。ファッションと一口に言っても幅が広い。その中で何がしたいかを考えて、具体的にやってみたいと思った「靴をつくる」に、一念発起して挑戦しようと。そこがこの仕事への入り口になりました。

起業した理由

かっこいい靴、履きやすい靴、いわゆる良い靴は世の中に無数にあります。良い靴とは言い難いものもたくさんあります。それは個人の好みや足の形の違いで、評価は千差万別になるのは仕方がない。私自身にも「もっとこういうデザインの靴があったらいいのに」「もっとこういう履き心地の靴があればいいのに」というモヤモヤがありました。だったら、自分自身が履きたい靴をデザインし、創ろう。また、同じように「自分にとっての理想の靴」を探している方にも、その後要望を実現できる体制を作りたい。そのために、自分の思いに忠実に、柔軟な体制で靴づくりができる、起業を選びました。

なぜ今、浅草にいるのですか?

靴製造業が地場産業の一つである浅草には、革をはじめとする靴づくりに必要な資材屋さんや熟練の職人に出会えるためです。困ったことがあれば相談したり、同業者ならではの悩みを聞いてもらったりと、頼りになる先輩たちが近くにいるという心強さがあります。近場で様々な資材検討できる、長い経験と知識を持つ人たちの話が聞ける浅草は、靴づくりにおいて最高の環境だと感じています。

死ぬまでに作りたい!あなたの逸品を教えてください

手にしてくれた人の心をワクワク、ドキドキさせるようなモノを作りたいと考えています。どのようなデザインや形になるかはずっと模索し、考えていくことになると思いますが、ただ身につけるだけでなくその人のストーリーにポジティブな気持ちで刻まれるようなモノを目指しています。