この仕事に入ったきっかけ
橋本:革職人のこだわりと情熱に触れ、共感し本革を扱う技術やデザイン、ものづくりの追求に強い関心を持つようになりました。現在は革小物職人として作品作りに取り組んでいますが、革職人の減少を憂い、この仕事を続けることで技術の伝承に役立ちたいと考えています。
坂田:飼っている猫にオシャレなレザーの首輪を探していたところこれというものに出会えず、ないなら自分で作ろうと思ったのがきっかけです。つくった首輪をSNSにアップしたところ反響をいただき、この革の猫首輪をもっと多くの方に届けたいと考えるようになりました。
起業した理由
私たち姉妹はそれぞれ革小物作家と猫首輪作家として活動しておりましたが、活動の幅をさらに広げたいと考え、二人の技術と感性を掛け合わせた新ブランドBLUEGEを立ち上げました。 アトリエを探す際に台東区の創業支援施設「浅草ものづくり工房」の存在を知り、入居できたことも起業する大きなきっかけになったと思います。
BLUEGEは「心がちょっとときめくレザーブランド」をコンセプトに思わず手に取りたくなる魅力的な革とハッとする色使いで財布やバッグなどのオリジナル商品を作製しています。 また、革を使用したハイクオリティな猫首輪ブランドとしても確立させたいと考えています。
なぜ今、浅草にいるのですか?
世界中から多くの人々が訪れるここ浅草は、江戸の歴史文化と現代の感覚が融合する大変魅力ある刺激的な場所です。古くから職人の街であったことからクリエイターを育てる文化が根付き、ものづくりをする私たちにとって最適な環境でもあります。BLUEGEのブランド名はブルーとベージュゴールドにライトアップされたスカイツリーからインスピレーションを受けて名付けました。BLUEGEは浅草から世界に発信するブランドになりたいと考えています。
死ぬまでに作りたい!あなたの逸品を教えてください
橋本:革製スーツケース。 使い込むほどに風合いが増す高級感を持ったこだわりのスーツケースを作ってみたいです。
坂田:BLUEGEがイメージする猫は“生意気カワイイ”。フランス製の最高級レザーで作った首輪をしている猫ってなんて生意気でカワイイんだろうと思うんです。今はオプションでクリスタルのチャームを付けていますが、これを本物のダイヤモンドにしたり、同じ最高級レザーで猫用ベッドを作れたら最高に生意気カワイイなと思います。