入居者情報

MAKAMI (マカミ)

Profile

久津 真実
地元の情報系大学を卒業後、一般企業に就職。趣味で靴作りを始める。退職後は浅草の靴職人に師事しつつ、婦人靴メーカーの企画営業へ。その後靴職人として独立するが、ジビエレザーに出会い2020年にジビエレザーブランド MAKAMI を立ち上げる。

この仕事に入ったきっかけ

元々はSEとして働いていましたが、職歴が上がるにつれて仕事内容がものづくりから離れてしまい、だんだん「やりたかったことはこれだったのかな?」という疑問を感じるようになっていました。そんな中、靴職人への転職を考えることもありましたが、SEの仕事も好きで働いていましたし、それまで積み上げたキャリアを捨てることにも迷いがありました。ところがいろいろ事情が変わり、その会社を退職することに。キャリアがゼロになったことで、考え方も生き方も自由に選ぼうと思えるようになりました。何をやろうか、ワクワクしながら考えた末、子供の頃から好きだった、ものづくりの道を選んだのが、この仕事に入るきっかけです。私の挑戦を支えてくれる、夫の存在が一番大きかったと思います。

起業した理由

SEとして働いていた会社員時代を思い返すと、自分は本当は会社員には向かないなと思うようになり、ものづくりをしていくなら、最初から一人で独立してやっていきたいと考えていました。とはいえ、徒手空拳でいきなり起業するというのは無謀なので、まずは技術や経験を積むために専門学校に入学。卒業後はメーカーに就職しましたが、やはり会社員には向いていないと再確認。年齢的にも30代半ばも過ぎていたので、「これはもうさっさと独立してスタートを切った方が良いのではないか」と思い、起業に向けて動き出しました。ある意味、ほぼ勢いだったと思います(笑)。

なぜ今、浅草にいるのですか?

今のメインは革小物、鞄ですが、革靴にしても浅草・蔵前エリアが産業として根付いていて職人や材料屋が多いからですね。物理的に近ければ仕事も進めやすいですし、このエリアに来れば色々あるからとお財布やカバンを求めて他所からやってくるお客様も多いです。あとはクリエイター仲間も多くアトリエを構えていて時々ご飯を食べながら情報交換をしたりもしています。

死ぬまでに作りたい!あなたの逸品を教えてください

死ぬまでに、というほど大層なものはないのですが、実は創業時から形にしたい鞄があります。アイデアは面白いのですがあまり商品になるようなものではなく費用もかかるのでいつか余裕ができたら〜と思いながら現在まで来てしまってます。なのでそれはいずれ形にしたいですね。