この仕事に入ったきっかけ
幼少期から透明感のあるものに惹かれ、ディズニーランドで手にした風船に付いていたプラスチック製の装飾をきっかけに、アクリル素材への関心を深めました。
美術大学卒業後、自身の制作の中でアクリルが最も自分に合う素材であると実感し、「この素材をもっと扱いたい!」と考えるように。
その後、熊本のアクリル加工会社に就職するため、北海道から単身移住しました。熊本の会社では、UVプリンターやレーザーカッターなどの技術を学び、5年後に福岡へ拠点を移し起業。
日々大好きなアクリルに囲まれながら、素材の持つ透明感や軽やかさを活かした表現を追求しています。

起業した理由
会社員をしながら「にちた屋さん」としての活動を続けていましたが、会社勤務と制作活動の両立により、休みなくほぼ毎日働き続ける状況になっていました。制作時間の不足を感じる一方で、活動としての売上が本業を上回るようになり、「これ一本で暮らしていけるか試したい」という気持ちが芽生え、起業を決意。
起業にあたっては、UVプリンターやレーザーカッターなどの設備が利用できる福岡のシェア工房「revolabo base」を拠点とし、制作環境を整えました。キャリーケースで20kg以上のアクリル素材を運びながら制作を行うといった現在のスタイルは、福岡で築きました。
なぜ今、浅草にいるのですか?
これまで一人でブランド運営を続けてきましたが、トライアンドエラーを重ねる中で、自分の発想やできることの幅が次第に限られてきていると感じるようになりました。このまま同じ環境で続けるよりも、新しい刺激のある場所に身を置きたいと考え、クリエイターの多い東京への移動を決めました。
その中でも浅草は、遠征の際に滞在していたこともあり土地勘があり、アクリル以外の素材も地場産業として根付いている点に魅力を感じました。異なる素材や分野との掛け合わせによって、新しい表現の可能性が広がるのではないかと考えています。
また、地域の人々と自然に関わりながら活動している方が多いことにも惹かれています。日常を少し楽しくするという自身のコンセプトにとって、たくさんのヒントが得られる場所だと感じ、浅草への拠点移動を決めました。
死ぬまでに作りたい!あなたの逸品を教えてください
「100TYPOGRAPHY」という、現在350種類ある言葉のアクリルキーホルダーを1,000種類まで広げ、壁一面に並べて展示・販売することを目標としています。
また、美術大学ではアニメーションを主に研究していた背景から、アクリルという素材を活かしたアニメーション作品の制作にも取り組んでいきたいと考えています。


