モノコボ情報 201210/12

303号室 nasturtium(ナスタチウム)の近況

12月からの第二期入居者が始動しはじめた。303号室 nasturtium(ナスタチウム)大澤卓哉・大澤美希子はすでに2012年レザーアワードで審査委員特別賞にオリジナル・バブ―シュで受賞しているが、それに関連して、ネット販売DAN-TE(ダンテ)の取材が行われた。
ネット販売DAN-TE(ダンテ)はこだわりのライフスタイルを志向するユーザーと、「つくる」ことにこだわった作家がインターネット上で出会い実際に売買ができるよう工夫されている。

第87回東京レザーフェア

開催日時 2012年12月6日(木)-7日(金)
開催場所 都立産業貿易センター台東館4-7階(台東区花川戸2-6-5)

浅草ものづくり工房 入居者全室6階レストスペースに展示

201号室 atomon 山口良平(革製品の企画・製造)
202号室 banca 堀内 隆・中西文隆(靴製造)
203号室 GLL 鈴木知里・八木香央理(バッグ・革小物製造)
301号室 toe to knee 神田沙耶香(靴・革小物製造)
302号室 calede cheli 額賀雄一郎・額賀奈美(バッグ・革小物製造販売)
303号室 nasturtium 大澤卓也・大澤美希子(靴・革小物の企画・製造・販売)
304号室 cloom 本間康之・塚崎冴香(靴・革小物の企画・卸・製造・販売)
305号室 3rd party japan 山崎惇・山本賢明・鈴木智(バッグ・革小物製造・販売)
306号室 LAB-M 松谷則洋(革小物製造・卸売)  

201号室+ARROWの新住所

浅草ものづくり工房201号室入居者、プラスアロー・安田裕嗣氏が浅草ものづくり工房を退室してから約1週間、台東区松が谷に開設した作業所はまだ完全に片付いていない状態ですが、納期があるので仕事の合間をみて整理している状態。
日本機材貿易にお願いして届いた集塵機等、メーカーとしての機材が揃い浅草ものづくり工房3年で培ったプロとしての歳月が感じられ、これからの発展が楽しみである。
安田裕嗣 +ARROW 

新住所: 〒 111-0036 

台東区松が谷2-4-9 長妻ハイツ 1-D
携帯番号: 090-4050-1387
FAX: 03-6802-7317
Mail: sp3a69r9@chic.ocn.ne.jp

個人の注文靴・OIMも製作依頼を受けるそうです・・・興味のある方は上記の場所に連絡よろしくお願いします。

大河さんがデザインアワード・グランプリ受賞

11月03日(いいレザーの日)に東京・原宿のクエストホールで行われた日本皮革産業連合会が主催するジャパンレザーアワード2012の発表会において、浅草ものづくり工房の大河なぎささん(room305/tokyo toff)がグランプリを受賞した。
「皮革産業に新たな発想・着想を持つ人材を育てる」狙いで行われる同アワードの今年度の応募作品は205点。その中から、コンセプト・機能性・デザイン・適正価格・技術力の5項目で評価するなど様々な審査を経て部門賞、審査員特別賞などが選ばれ、その最高合計得点を得た作品にグランプリが与えられる。大河さんは、エコレザー部門にファーストシューズで応募、見事グランプリを獲得した。
その他にも、12月から工房入居予定の大澤美希子さん(ナスタチウム)が審査員特別賞を受賞している。また、昨年は瀧波孝君が雑貨部門賞を獲得するなど、同アワードと工房の相性が良いようで、この傾向が毎年続き、さらにジャンピングボードの役割を果たしてくれることを期待したいもの。

桜井義浩君の新しい仕事場

浅草ものづくり工房 306号室入居者桜井義浩君(entoan)が浅草ものづくり工房に入居してから約3年がたち工房を卒業、商店街の一角に仕事場を借り、フィ二ィシャ―の機械と圧着機を購入して着実に桜井君のものづくりの目的に向かっている様子,12月から開業予定・・・

11月の個展
東京展
開催日時 2012年11月15日(木)~18日(日)
開催場所 渋谷区富ヶ谷1-9-23 (代々木公園八幡口より徒歩1分)
大阪展
開催日時 2012年11月24日(土)~25日(日)
開催場所 大阪市西区阿波座1-9-12

GINZA FASHION WEEK

銀座松屋 GINZA FASHION WEEK開催
開催期間 2012年10月17日(水)~23日(火)
TAKINAMITAKASHI5階紳士靴売り場に参加
他にない個性的なデザインとハンドメイドの温かみが
特徴のブランド「TAKINAMITAKASHI]。
大量生産では生まれない味わいのある表情が魅力的
新商品のカラーソウルが人目を引いていた。

ジャパニーズクラフトマン・イン・銀座松屋

銀座松屋 ジャパニーズクラフトマンワールド 203号室 瀧波孝(TAKINAMITAKASHI)参加
開催期間 2012年9月26日(水)~10月2日(火)
開催場所 銀座松屋1階 スペース・オブ・ギンザ
共催 (社)日本タンナーズ協会
TAKINAMITAKASHIブランドは こだわりを感じさせるオリジナルデザイン(婦人紳士靴)が好評で前回よりも売り上げもよく、着実にステップアップしている。11月いっぱいで退室するが、将来が楽しみな一人である。

革の街・奥浅草ツアー

台東区の今戸を中心に清川、橋場、東浅草といった一帯は、皮革業界・靴業界の”ふるさと”とも言うべき所であり、産業のメッカとして長く日本の皮革製品づくりを支えてきた地域。だが、90年代以降は年を追う毎に産業環境は厳しさを増し、街の活気も失われる一方。そんな流れにストップを掛けようと、街の活性化と産業のPRを図るためのイベント—-ディスカバー奥浅草・革乃郷ツアーが11月17日に行われた。
実施したのは皮革関係の親睦団体、東京皮革青年会。創設90周年が来年に当たることから、その記念になるイベント=地域と産業の活性化に貢献する事業を企画・実施したいと考え、プレイベントとしてこの秋から、革の街・奥浅草を消費者にアピールしていく活動をスタートすることにし、その第1弾が今回の街歩きツアーとなった。当日はあいにくの雨の一日。にもかかわらず、約40人の参加者があり、街と産業の歴史ガイダンスに始まり、皮革資料館の見学、今戸神社や本竜寺などの史跡めぐり、裁断所や製甲所、皮革問屋のショールーム、婦人靴メーカー工場などの見学を行った。参加者は年配の消費者から学生など多様で、各所を熱心に見たり聞いたり撮影したりしていた。
各地で最近盛んに行われている町おこしイベントとか街コンとかに比べると、ささやかな手作りイベントだが、今回のイベントには大きな価値がある。ひとつは、この企画が自分たちの発想・発案で行われたこと。そして、実行に当たってもすべて会のスタッフの手作り、手弁当で行ったことだ。いろいろなしがらみや制限がある中で、閉塞感漂う業界で新しいことにチャレンジし、やり遂げたことは”快挙”ともいえる。是非、第2弾、第3弾と続け、来秋の90周年記念イベントを成功させてもらいたい。なお、この奥浅草ツアーの概要を伝える映像が、youtubeに「革の家族」としてアップされている。

モノコボ情報 2012 10-11

2K540 AKI-OKA ARTISAN グランドOPEN

2K540AKI-OKA ARTISANグランドOPEN
展示販売
開催日時 2011年9月29日(木)~
            10月4日(火)
開催場所
浅草ものづくり工房参加者
201号室+ARROW・202号室アジアン
クラフツコミュニテー・203号室TAKINAMITAKASHI・303号室靴づくり屋
chisaka 4室参加
6日間の展示販売高額商品はあまり売れず、2万以下の商品がよくうれた。
4日間天気にも恵まれ、日曜日にはスタンプラリーなどもあり、多くのひとが来店していた。

渋谷 西武 NEW CREATORS FAIR

渋谷西武 NEW CREATORS FAIR

展示販売・展示受注会

開催日時 2011年10月11日(火)
             10月17日(月)
開催場所 渋谷西武2階婦人靴売り場

浅草ものづくり工房参加者
      
  203号室TAKINAMITAKASHI
  306号室entoan

横浜SOGOに続き展示受注会に参加。
手造りの靴・革小物、他の陳列商品と一味違い存在感があった。

PLUG IN 雑貨ブランドの展示会

主催 繊研新聞

PLUG IN雑貨展示会
開催日時 2011年10月19日(水)~
             10月21日(金)
開催場所 東京美術倶楽部 3階~4階
       港区新橋6-19-5 
雑貨ブランド 約90社参加
       靴関係 6社 バッグ関係9社

今回の展示会は来客数も少なく、いつもの
展示会より来客数も少ないようでした。
規模が小さいのでゆっくり商売の話ができそうでした。

TOKYO DESIGNERS WEEK 2011

TOKYO DESIGNERS WEEK 2011
開催日時 
2011年11月1日((火)~6日(日)
開催場所
明治神宮前絵画館前(中央会場)
入場料 2,500円

今年で26年目を迎える都市型デザイン
イベント「TOKYO DESIGNERS WEEk
2011」明治神宮外苑前を中央会場とし「DESIGN」「ART」「MUSIC]「WORKSHO
P]を中心に構成し、大人から子供まで楽しめるイベントとして展開。
305号室tokyo toff の大河氏が参加
ブースナンバー D-41 
大変、大がかりなイベントですよ!

SHIMOKITA OPEN INNOVATION

SHIMOKITA OPEN INNOVATION

浅草ものづくり工房有志 示販売受注会
開催日  2011年10月30日(日)
       12:00~19:30
開催場所 世田谷区北沢2-37-17
       TEL 03-6796-2933
浅草ものづくり工房有志 参加者
       201号室+ARROW(靴)
       202号室アジアンクラフツ
              コミュニテー(靴)
       202号室asufo(バッグ)
203号室靴づくり屋thisaka(靴
204号室Golgotha(アクセサ
             リー)
初めての世田谷区内の展示販売・受注会
一日の展示会でどんな反響があるのか楽しみである!!!

Japan Leather Awad 2011 滝浪孝雑貨部門入賞

JAPAN LEATHER AWARD 2011
2011年11月3日受賞(いいレザーの日)
203号室滝浪孝雑貨部門入賞
社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)
国内皮革産業の活性化と優秀なデザイナーの発掘及び育成を目的として「JAPAN
LEATHER AWARD」を開催しています。
婦人靴部門・メンズバッグ部門・レディース
バッグ部門等が入選対象になり
2011年10月7日8日に一般人を含め入賞者が決定しました。
雑貨部門入賞TAKINAMITAKASHIのスリッパでトロフィーと入賞賞金をいただいたそうです。オメデトウ!

TOKYO DESIGNERS WEEK 2011 305号室tokyo toff参加

TOKYO DESIGNER WEEK 2011
開催日時 2011年11月1日(火)~
             11月6日(日)
開催場所 明治神宮前絵画館前
今年で26年目を迎える都市型デザイン
イベント「TOKYO DESIGNERS WEEK」
明治神宮外苑前広場を中央会場とし
「DESIGN]「ART」「MUSIC]「WORKSHOP]を中心に構成し大人から子供まで楽しめるイベントとして展開
展示会としては完成度の高い商品が多く
学生等若い人があふれていた。
305号室大河なぎさ(tokyotoff)が参加
新作ベビー靴がパケ―ジ入りで可愛く皆さんに好評のようでした。

TALK SESSION

TALK SESSION
城一生(浅草ものづくり工房デレクター)
勝見茂(モゲワークショップ主宰)
モゲとタチのリアル熱議
開催日時 2011年11月5日(土)
       PM6:00~8:00
開催場所 港区北青山2-9-5
      スタジャアムプレス青山8階
弱体化していく靴産業構造の渦中にあってなんとか抜け出す道をみつけだそうとしている人が、今、直面している、問題はなにか。靴と共にいかにいきるか、これから毎月1回TALK SESSIONの予定
来月は12月10日(土)

入谷中央商店街 ワークショップ

入谷中央商店街 ワークショップ
開催日時 2011年11月11日(金)
          午後2:00~4:30
開催場所 台東区入谷城北信用金庫4階

講師306号室 櫻井義浩・助手富沢氏

製作:パスケース兼小銭入れ
参加者 18名 全員女性 全員初めて革にメウチで穴を開け手縫いに挑戦、出来上がりに皆さん満足していました。

銀座松屋ジャパニーズレザークラフトマンワールド

銀座松屋で年2階開催される日本の革を使用したイベント

ジャパニーズレザークラフトマンワールド
開催日 2011年11月9日(水)~
            11月21日(火)
開催場所 銀座松屋 1階
共催:日本タンナーズ協会
浅草ものづくり工房参加者
    203号室TAKINAMITAKASHI
世界最高峰と称えられるタンナー(革輮し)
技術で日本の革製品を展示販売・展示受注会、さすが銀座、お客様がおおいですね!

トスカーナ産植物タンニンなめし革イベント

トスカーナ産植物タンニンなめし革イベント

開催日 2011年11月17日(木)
開催場所 港区南青山5-6-23
       スパイラル1F
イタリアタンニンなめし革協会、イタリア貿易振興会の共催により,東京・表参道スパイラル1Fにて開催。
展示されているのは、植物タンニンなめし革とその革で作った製品。
pelle+Creativita=革+創造性=をスパイラルガーデンで終日展示し「クオリティーの概念に対しての新たなアプローチ」をテーマとしたセミナースパイラルホール3Fで午後4時半から講演がありました。

2k540 第4回 モノステージ 合同展示会予告

第4回モノステージ合同展示会
開催日時 2011年12月15日(木)~
             12月20日(火)
15日(木)         13:00~19:00
16日(金)~19日(月) 11:00~19:00 
20日(火)         11:00~18:00
 
開催場所 AKI-OKA 2K540 ARTISAN
       台東区上野5-9-23
       JR秋葉原・御徒町間高架下
イベントスペース参加
参加者リスト
浅草ものづくり工房
201号室+ARROW(紳士靴・婦人靴)
202号室アジアンクラフツコミュニテー
      (紳士靴・婦人靴)
203号室TAKINAMITAKASHI
      (紳士靴・婦人靴・革小物)
301号室Kiccoキッコ(革小物)
302号室Asufo(バッグ)
303号室靴づくり屋chisaka
( 紳士靴・婦人靴・革小物)
304号室Golgotha(アクセサリー)
305号室tokyo toff(婦人靴・革小物)
306号室entoan(紳士靴・婦人靴・革小物)9室全員参加

YAMAZAKI・SEIKO(バッグ・アクセサリー)
革式(バッグ・革小物
ラ・ジョィア(帽子)
ユタワークス(ファーアクセサリー)
プラウド(紳士靴)
コシュオン(バッグ・革小物)
ダッシュカンパニー(婦人靴)
アカインターナショナル(婦人靴・アクセサリー雑貨)
ブレイズ((婦人靴)
浅草ものづくり工房9社他9社計18社参加
2K540 アキオカアルチザンに初めてのモノステージ参加、クリスマスシーズン皆さんのデスプレーが楽しみです!

ベストレザー二スト2012:伊藤英明さん、剛力彩芽さん

11月03日は”いいレザー”の日。ということで、毎年、この日に、その年に活躍した有名人、スターの中から”最もレザー製品が似合う人—-ベストレザー二スト”を、日本皮革産業連合会が選定して表彰している。
今年は、男性は映画「海猿」シリーズなどで活躍する俳優の伊藤英明さん、女性はコマーシャルなどで大人気のタレント剛力彩芽さんが選ばれた。旬な二人だけに、発表舞台となった原宿のクエストホールには報道関係者がいっぱい。レザー二ストとはまったく無関係かも知れないインタビューやフォトセッションが続いていた。
また、日本の革と皮革製品の魅力をPRする皮革親善大使に、昨年度に続き俳優の石田純一さんが選ばれ、早速、この日おこなわれたイベントに花を添えていた。

「日本の革」№5

日本皮革産業連合会がプロデュースして年1回製作される「日本の革」(エイ出版社)の第5号が発行された。今回のテーマは、ジャパンメイドの基準。リーガル、吉田カバン、デコルテ、世界長ユニオン、野村製作所、藤豊工業所、井上鞄製作所、ワタイチ、塩野など皮革各分野の企業とそのものづくりに携わる人の紹介をメインに、皮革および革製品業界の伝統的あるいは専門的知識の紹介に多くのページを費やしている。一見、地味。だけど、日本の革と皮革文化を広めるためには大胆なアピールと細部の真実が重要といったことからも、こつこつと号を重ねてもらいたいムックだ。それにしても、革漉き機、ミシン、目打ちといった機械や道具の紹介、菊寄せ、ネン、コバなどの技術解説をビジュアルな写真付きであらためて見直すと、皮革と革製品づくりはやっぱり人をひきつける魅力に溢れていると実感してしまう。

“靴を科学する”プロジェクト/デザインアワード審査会

“靴を科学する”プロジェクト

10月4日に浅草で「足入れの良い健康革靴プロジェクト」に関する研究結果の中間報告会が開催された。経済産業省の支援を受け、日本皮革産業連合会(皮産連)、産業技術総合研究所(産総研)が革靴業界と連携して、足入れ・履き心地の良い靴づくりの基本となる靴型設計のガイドライン作成を行っていこうという試みである。報告内容は、従来の業界内だけの研究調査開発とは異なる総合的科学的な視点、方法による靴製造~販売へのアプローチが随所に見られ、今後の進展に期待を抱かせた。靴づくりにとって必要不可欠であり最大最難のテーマだけに、出来ることなら、さらに本格的総合的長期的にプロジェクトを進めて大いなる成果を挙げて欲しいものだ。

そんなプロジェクトの一環として、10月15日から12月9日まで、東京・銀座8丁目の並木通りに今年8月オープンした皮産連のショールームショップ「タイム&エフォート」2階で、開発された婦人パンプス試作品の足入れと足型計測を体験できるイベントが開かれている。靴関係者や興味のある人は是非、お試しを。http://timeandeffort.jlia.or.jp

デザインアワード審査会

日本皮革産業連合会(JLIA)が主催するジャパンレザーアワード2012の最終審査会が10月12~14日、六本木のテレビ朝日・多目的スペースumuで行われた。1次審査を通過した107点の靴、バッグ、革小物、レザーウエアなどの中から、11月3日の”いいレザーの日”に大賞、部門賞などが選ばれ、表彰される。エコレザー部門では、浅草ものづくり工房の第1期、第2期入居者の2人のOさんが有力候補(多分)、どちらが選ばれるか(選ばれないか)、今からハラハラドキドキ。
それにしても、このコンテスト、皮革関連ではトップのコンテストとして長年続いているにもかかわらず、開催・応募・会場・発表形式がどんな理由があるかわからないけれど毎年のようにクルクル変わり、いまいち浸透しないし、権威や影響力も中途半端。お役所からのお金と企画会社のアイデアまかせではなく、業界サイドの明確な方向性と意欲をもっとアピールしないと、せっかくのイベントも、人と商品も育たない(残念)。

日本ファッションの未来性 / 新しい靴を買わなくちゃ / 販売イベントの季節

日本ファッションの未来性

東京都現代美術館で10月8日まで開催されている展覧会、「日本ファッションの未来性」が興味深い。70年代のケンゾー、イッセイ、80年代のギャルソン、ヨージから高橋盾(アンダーカバー)、廣川玉枝(ソマルタ)、阿部千登勢(サカイ)、長見佳祐(ハトラ)、舘鼻則孝など約30ブランドの代表作100点ほどが展示され、その他にイッセイ、ギャルソン、ヨージなどのドキュメンタリーフィルム、各ブランドの展示会案内状やパンフレットなどの印刷物も並ぶ。大規模なイベントではないが、日本のファッション(デザイナー)が世界にその存在と独自性をアピールし始めてから今日まで約40年の流れを辿り、現在の状況と問題点を知り、グローバル化の中の”未来性”について自然と考えさせられる展覧会だ。
東京都現代美術館 | MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

http://www.mot-art-museum.jp/

新しい靴を買わなくちゃ

本格的な秋冬ファッションシーズンを前に、靴屋的に、とっても心地よい響きのタイトルの小説(ノべライズ)が発売され、その映画化作品が10月6日から全国公開される。脚本家・北川悦吏子が原作・監督、岩井俊二がプロデュース、主演は中山美穂と向井理の、”折れたヒールから始まる最高にロマンティックな三日間”の物語は、—–ほんとうにステキな靴。贈ってくれた彼を思うと、自然に笑みがあふれてくる。アオイは中庭へとつづくドアを開け、軽快な足取りで大きく一歩踏み出した。——と絵に描いたようなハッピーエンドで終わる(はず)。靴は幸運を招き、男女の愛情をかなえる象徴。その靴モチーフにした「新しい靴を買わなくちゃ」は、まさに靴映画の王道をいく作品(のはず)。商売繁盛を願って、靴関係者は是非鑑賞を。

販売イベントの季節

本格的な秋冬商戦がスタートした9月末から、都内の百貨店などで靴やバッグ、アクセサリーなどの新人クリエイターを起用した販売イベントがいくつも実施されている。
■池袋西武2階婦人靴売場(9月26日~10月2日)靴クリエイターフェア■銀座松屋1階中央ホール(9月26日~10月2日)ジャパニーズレザークラフトマンワールド■日本橋三越本館2階(9月26日~10月2日)アンビアンス・ニュークリエイターショップ■新宿ルミネ2・2階(9月27日~10月1日)台東デザイナーズビレッジ+ルミネ・ザ・カルチュラ——-このところ、ファッションやクラフト、アート関係の新人クリエイターを集めたイベントが急速に増え、それも単なる紹介イベントから販売イベント、さらには常設コーナーやショップをつくる動きもあり、マーケットの変化を強く感じさせる。このチャンスを捉え、頭角を現してくる新人デザイナーが(出来るならば靴・バッグなどの皮革製品関係、そして台東区から)何人、どんな形で出てくるか、大いに期待したい。

「エルメス」のドキュメンタリー映画 / 原発20キロ圏内の犬、猫、そして牛、豚、馬—- / ヒカリエ・ライフスタイルとシンクス・雑貨 / 「猫弁」語録

「エルメス」のドキュメンタリー映画

パリのエルメスを支える職人たちの仕事ぶり、たたずまい、人となりを紹介するドキュメンタリー映画「ハート&クラフト」が、期間限定で一般公開される! パリ、アルデンヌ、リヨン、ロレーヌ—-フランスにある4つのエルメスの工房に働く皮革製品やシルク製品を製作する職人の手の技、情熱、プライドを、美しい映像とともに紹介するもの。ブランド・プロモーションフィルムの域を超えた一級のドキュメンタリー映画として評価されている。ものづくり、ブランドビジネスに携わる人、必見。
「ハート&クラフト(原題:LES MAINS D’HERMES)」
2011年 フランス映画 製作:エルメス 監督:フレデリック・ラフォン イザベル・デュピュイ=シャヴァナ
上映館◇オーディトリウム渋谷 期間◇6月2日(土)~15日(金)午後5時45分より(2週間限定、1日1回上映

原発20キロ圏内の犬、猫、そして牛、豚、馬—-

今、福島第一原発20㌔圏内に住む人はいない。3.11以後、住民はすべて避難あるいは強制退避させられ、1年以上たった現在もなお家に戻る目途すら立たない状況に置かれている。そんな無人の土地だが、そこに生きる動物がいる!マスコミは取り上げず、役所も手をこまねいているが、取り残されたペット、打ち捨てられた家畜がまだ、僅かに命をつないでい

ヒカリエ・ライフスタイルとシンクス・雑貨

渋谷ヒカリエが人気だ。4月26日のオープン以来、連日終日混雑行列が続いている。商業施設+ミュージカル劇場+ギャラリーやアトリエ+公共施設の集積で、都市生活の新しい価値を創造し、発信するヒカリエ。その商業施設であるシンクスは、大人の女性のためのショッピングゾーンというコンセプトで、日本初とか東京で唯一とかのブランドやショップを数多く集める。地下3階~地上5階の8フロアは、フード、ビューティ、ファッション、ライフスタイルと区分けされている。                               従来の百貨店とも、ファッションビルとも異なる構成で、年齢とかターゲットとかアイテム毎に区切ったフロアやゾーニングではなく、(まだ十分とは言えないが)ライフスタイル提案型のフロア&ゾーニングを指向している。そして、そのライフスタイル提案を具体的に演出しているのが雑貨アイテム。靴・バッグ・アクセサリーなどの専門売場も多いが、どのファッション売場も相当量の雑貨を扱っている。さらに、インテリア雑貨、キッチン雑貨、和雑貨、ビューティ雑貨、ナチュラルフード雑貨、スポーツ雑貨などなど、雑貨ショップのオンパレードであり、雑貨が集客のマグネットになっている感が強い。                                          徒蔵、モノマチ、2k540、といった東東京のファッションゾーン=雑貨ゾーンといった状況を重ね合わせると、渋谷のヒカリは浅草のものづくりの光明にも繋がりそうである。

「猫弁」語録

4月にテレビで放映されていたドラマ「猫弁~死体の身代金~」は、葬儀場から遺体が霊柩車と共に盗まれるという意表をついた設定と、それを解決する東大主席卒業の天才、だけど30回連続お見合い失敗中の弁護士とその隣人たちのドタバタぶりが楽しいミステリーコメディだった。(視聴率12.6%)
が、本筋の物語以上に興味を引かれたのは事件の舞台と背景が、大手靴メーカーとその経営相続のもつれ、という点。IT企業顔負けの豪華本社ビルとか、まるでありえない舞台設定なのだが、時に”ちょっと好いセリフ”もあったりして。そんなセリフの一部を、原作の小説「猫弁」(大山淳子著/講談社文庫)から。

「靴を見れば、その人間のことはたいがいわかる」
「靴だけは金を惜しむな」
「靴が足に合わんと、人生がしっかりせん」
「靴が人を幸せにすると信じている母とかぶって(店の名前を、シンデレラシューズにしたんだ)」
「明治以降、草履からあわてて靴に履き替えた日本人は、靴の履き方を知らなかった。知らずに足に合わない靴を履き続け、その居心地の悪さが人を戦争に向かわせた—」

ブラニック絵本 / チエミの婦人靴(ハイヒール)

ブラニック絵本

シューズデザイナー、マノロ・ブラニックの半生記というかサクセスストーリーが、おしゃれで、楽しく、夢のある絵本になった(2011.ニューヨーク)。作者はヴォーグなどで活躍するファッションライター、カミラ・モートン。そして絵はマノロ自筆のイラストレーションで、独特のタッチとカラフルさ、特に靴のイラストは当然のことながら魅力的で見飽きることがない。
さらにユニークなのは、巻末に童話「こびとのくつや」がやはりマノロのイラスト入りで加えられていて、貧しい靴屋が小人の妖精に助けられ靴をつくったように、マノロ・ブラニックもまた”靴の妖精”に助けられ美しい靴の数々を生み出していった、とメルヘンチックにストーリー全体が締めくくられているイメージ。ちょっとクサイけど、絵本の構成としては上手く出来ている。さすが世界のトップデザイナー、ブランディングが徹底している、と感心の一冊。

チエミの婦人靴(ハイヒール)

美空ひばり、江利チエミ、雪村いずみ……元祖三人娘のことを覚えているのは60代以上ばかりかと思ったら、今なぜか都内の映画館で元祖三人娘が主演・出演する1950~60年代の映画の特集上映が行われ、結構若い人も見にきている。昭和レトロブームとかかしら?<4月7日~4月27日、神田・神保町シアター http://jinbocho-theater.jp/>
その上映作品の中に「チエミの婦人靴(ハイヒール)」があった!上映時間50分足らずの小品だが、靴(づくり)人間必見の靴映画。昭和30年頃の北関東の小都市、製造小売店に弟子入りした若者が、文通相手の少女にハイヒールをプレゼントするために一生懸命仕事に精を出して靴作りの腕を磨き……おとぎ話のような小さな恋の物語であり、当時の靴製造店と職人の仕事振りが伺われる貴重な映画である。この機会を逃したら映画館での観賞はもちろん、DVDとかになることもない作品なので、二度とお目にかかれない”幻の靴映画”になるかも知れない。
見るチャンスは4回。①4月15日午後3時30分~、②18日午後7時15分~、③19日正午~、④20日午後2時15分~、お見逃しないように。

手作り革靴の本 / 3月15日は「靴の日」/ 横浜そごうイベント

手作り革靴の本

文堂新光社から発行された「手作り革靴の本」に、工房からも千阪実木(靴づくり屋chisaka)が8ページにわたって紹介されている。10数人の靴および革製品の製作者の行き方、考え方、そして工房や商品を写真中心に紹介する本で、最近流行の”手作りライフスタイル本”の一種だが、靴・革・雑貨系ものづくり人間には楽しく、参考になる内容だ。売れ行きも好調のようで、この5月ぐらいには第2弾的なものが発行されるとか。それにも、工房から安田裕嗣(プラスアロー)などが登場予定。おたのしみに。

3月15日は「靴の日」

3月15日は、靴の日。1870(明治3)年のこの日、東京・築地入舟町に日本で始めての靴工場「伊勢勝造靴所」が開設された。日本の靴作り、靴産業のスタートである。そして1932年、東京靴同業組合が3月15日を「靴の記念日」に制定。現在でも、神田にある日本靴連盟に業界の重鎮が集い式典が行われ、”日本の靴”の始祖である西村勝三の遺徳を偲んでいる。

11日の震災メモリアルデーと14日のホワイトデーに世間一般の耳目はどうしても奪われてしまうけど、せめて”東京・下町・浅草・靴”にかかわる人だけでも、3月10日の東京大空襲の日と15日の「靴の記念日」はしっかりと記憶にとどめておいて欲しいもの。誕生日を祝い、自らのルーツを知り、家族友人やふるさとに感謝したりするのと同様に、仕事・産業の由来を知り、先人に感謝し、歴史に学ぶことは、間違いなく仕事の未来を拓くことに繋がるのだから。

ホブソンの婿選び

今日17日から24日まで、銀座の劇場、ル・テアトル銀座で「ホブソンの婿選び」が上演される。仲代達矢が主宰する無名塾の公演ということで、演劇好きの人はお待ち兼ねだったかも。でも、この戯曲を見ておくべきは、むしろ靴好き、靴作りに携わる人かも知れない。
舞台は19世紀のイギリス。主人公は酒飲みで頑固な靴屋の主人ホブソン。そして靴職人との結婚を望む長女マギーをはじめとした結婚適齢期の3人の娘たち。そこで繰り広げられる笑いと人情のドラマはケッサクで、映画になったり、日本でも昭和30年代以降さかんに新劇公演(外題は、マギーの結婚)されている。
特に映画は「アラビアのロレンス」の監督、デヴィッド・リーンの初期の傑作として名高いが、靴屋的視点で見ても、1階が店で、地下に製作工房がある昔の靴屋のたたずまい、ハンドメイドの製作の様子、職人気質など、見所いっぱい。極めつけは、ホブソン親爺の決め台詞。「口先だけで金を稼ぎ、人の心をまどわす弁護士などとは違い、靴屋は誇り高き商売だ。腕と技術で靴(という素晴らしいもの)を作り、人様と世の中の役に立っている!」。靴映画史に残る名台詞である。
そんな靴ドラマを、仲代無名塾はどう演出するのか。要チェック。

横浜そごうイベント

横浜そごうの婦人靴売場で、3月13日~26日の2週間、6組7人の女性デザイナー&製作者によるクリエイターズフェアが行われている。昨年9月に続く2回目の開催で、前回同様好評・好調、早くも第3回目を今年9月に行うことが予定されているほど。
従来の百貨店には無い新鮮で、楽しい商品と売場を、意欲溢れる新人・若手にチャンスを与えることで形作り、お互いのステップアップに結び付けたい。そんな基本発想を反映して、参加クリエイターは販売在庫を持たず、売上げノルマもナシ。受注から2~3ヶ月後までに製作・納品するオーダーも可能という方式が、実績や資本の無い新人・若手の参加を促し、結果、それ相応の売上げを達成するなどの成果をあげている。今後、そごう・西武グループの他の店舗での展開、また、靴以外にもバッグ、アクセサリーなど雑貨全般のクリエイタズーフェアの企画も浮上しそうな勢いだ。
浅草ものづくり工房をはじめ、靴や皮革製品作りに励む次世代クリエイターにとって、横浜そごう婦人靴売場が登竜門的な存在になっていくことを期待したい。

卒業シーズン

3月は卒業シーズン。東京や大阪などの就学期間1年以上の靴学校・教室でも卒業制作展や卒業式が各所で行われている。ヒコみづの、文化服装、エスペランサ、台東分校、サルワカ、上田安子、三田校、阪神ファッション—-主だったところだけでも、ざっと200人からの卒業生=新社会人=新靴業界人(予備軍)を輩出したことになる。この流れは90年代半ば頃から始まり、2005年前後からは現在と同様の靴学生数になっている。ということは、ここ10年で少なくても2000人規模の靴関連若手仕事人が増えたことになるのだが、業界は一向に若々しくもならず、活気付きもしない。独立自営志向の人が増えているとはいうものの、新たな職業・業態の確立もマーケットの認知・獲得も、まだまだ道遠し。そんな先行きの不透明さを感じ取ってか、今年も含め近年の靴学生は、旅立ちの希望より、旅立ちの不安を色濃くにじませている。何とかしなくては—。

スカイツリー・ビューポイント

冬の間、あちこち工事をしていた隅田公園がお花見シーズンを前に新装開園。そこで、久しぶりに散歩してみたら、東武線と言問橋の間に見慣れぬ階段が。そして、その向こうには”下町の太陽”ならぬ新たな”下町のシンボル”の姿—–東西南北、遠近上下、どこから見ても楽しめるスカイツリーだが、もっとも絵になるのは川と緑に囲まれて広い空をバックに屹立する姿がながめられるココが一番!ということでつくられたスカイツリー・ビューポイント・イン・墨田公園、とか。これからの季節、人力車やカメラ片手の観光客がわんさか集まるスポットになりそうだ。
となると、この階段スポットと目と鼻の先のリバーサイドギャラリーで、4月26日~30日の5日間行われる第5回モノステージは、ここからのお客の導入・動員もアリなわけで、スカイツリー効果が楽しみ、楽しみ。